10月4日に「笑って健康になろう!」という記事をアップしましたが、今日はその真逆の内容の記事を書きたいと思います。
人間っていろいろなシチュエーションで泣きたいシーンがありますよね。
それは老若男女関係ありません。
大人なら泣くのはガマン
男なら泣くな
とか
そんなこと思う必要ないんじゃないですか?
感情を抑え込む方が心身に良くないのではないでしょうか。
もちろん場所はわきまえるべきですが…
私は、とにかく何につけても「ガマン」ということが一番カラダに良くないと思っています。
もちろん我慢しなければならないシチュエーションはあるでしょう。
でも感情を爆発させても大丈夫なシチュエーションであれば、思いっきり爆発させたらいいんですよ。
私もかなりよく泣く人間です。
悲しいとき、嬉しいとき、くやしいとき、痛いとき 苦しいとき かわいそうな動画や記事を見たとき 泣ける映画やドラマを観たとき ペットロスのとき
泣いても状況が好転するわけではありませんが、泣くことによって気分がすっきりすることってありますよね。
子どもはよく泣きます。
人目をはばからず大泣きしますが、泣いた後はケロッとしていることが多いですよね。
これって無意識のストレス発散なのかなと思います。
だから、子どもが泣いているときは「泣くな!」と𠮟るよりも泣かせておいてあげた方がいいように思います。
もちろん、これも状況に応じてですが…
さて、泣くことによって、どういう健康効果があるのか、いろいろと検証されていますよ。
ストレス解消効果
さまざまなストレスに囲まれている私たちは、そのストレスによっていろいろな病気にかかるリスクを背負っています。
涙にはコルチゾールという成分が含まれているのですが、これはストレスホルモンと言われるもので、心身にとっては良くない成分です。
ところが泣くことによって涙を流すと、涙と一緒にコルチゾールがカラダの外に出て行ってくれますので、カラダが浄化された状態になるのです。
思いっきり泣いた後、すっきりした気分になるのは、ストレス解消ができたからというわけですね。
リラックス効果
私たちは「休息の神経」と言われる副交感神経が活性化したときに、脳の血流が良くなって、リラックスした状態になります。
普段の生活では副交感神経が優位になってリラックスした気分になるのは簡単なことではありませんが、泣くことによって副交感神経が活性化して、一気にリラックスした状態になり、安眠効果ももたらしてくれます。
鎮静効果
涙を流すとエンドルフィンという脳内ホルモンが増加します。
エンドルフィンには鎮静作用があり、その効果はモルヒネよりも強いと言われています。
私たちが苦痛を感じたときに涙を流すのは自然なことなのでしょう。
このエンドルフィンのおかげで、苦痛や悲しさが和らげられるというわけです。
エンドルファンは適度な運動の後にも増加するので、運動した後にはしんどい、苦しいよりもすっきりとした気分の方が優位に立っている状態になるというわけです。
大人になって、思い切り泣くということは少なくなると思いますが、そういうシチュエーションになったときは泣ける環境にあるなら、思いっきり泣いて心のデトックスをしてみてください。
最近、あまり泣いてないな~と思ったら、泣ける映画やドラマを観たり、小説やマンガなどを読んでみましょう。
ガマンは良くないですよ!