コーヒーがカラダに良い作用を及ぼすことが多いという情報を「コーヒーってカラダにいいですか?」で書きましたが、コーヒーだけでなく紅茶もいろいろな健康効果が期待できるのですよ。
コーヒーは飲めないけれど紅茶なら飲めるという人も多いのではないでしょうか?
もちろん逆の場合もありますし、両方好きだという人も多いことでしょう。
シチュエーションによって飲み分けする場合もあると思います。
それでは紅茶にはどういう健康効果があるのかを、ご紹介していきます。
集中力アップ効果
紅茶なは頭をすっきりさせる作用があるカフェインが含まれています。
カフェインが含まれている緑茶やコーヒーなどの飲み物に覚醒作用があるように、紅茶にも眠気を覚まして興奮させるはたらきがあるので、集中したいときに飲むと、頭がすっきりして集中力もアップすることでしょう。
リラックス効果
紅茶にはリラックス効果があるテアニンという成分が含まれていて、ストレスを軽減させる効果が期待できます。
特にホットで飲むことで、その効果が発揮します、
またホットティーの良い香りにもリラックス効果があります。
血糖値の上昇を抑制
紅茶に含まれるポリフェノールは食中・食後の血糖値の上昇を抑制するという報告があります。
血糖値が上昇した状態が続くと肥満や糖尿病を引き起こすリスクがありますので、血糖値の上昇を抑えることが大切です。
血圧の上昇を抑制
紅茶に含まれるカフェインのはたらきで、動脈が広がり血流が良くなり血圧が安定するという効果が期待できます。
イタリアの高血圧患者を対象にした実験で、1日2回紅茶を飲むグループと飲まないグループに分けたところ、紅茶を飲むグループの血圧が正常な値に近づいたということも報告されています。
抗菌・抗ウィルス効果
紅茶に含まれるカテキンには優れた消毒・解毒効果があり、黄色ブドウ球菌やウェルシュ菌などの食中毒菌に対する効果が期待できます。
また「風邪のときには緑茶でうがいをするといい」と言われるように、紅茶でうがいをすると緑茶と同様の効果が期待できます。
ポリフェノールがガンなどの成人病を抑制
「紅茶ポリフェノール」という言葉がよく知られているように、紅茶にはポリフェノールが豊富に含まれています。
ポリフェノールは免疫力を強化するはたらきとともに、ガンなどの病気を抑制するはたらきが期待できます。
おすすめの飲み方
しょうがと紅茶を同時に摂る「しょうが紅茶」はしょうがの成分ジンゲロールと紅茶ポリフェノールの相乗効果で、カラダを温めて冷え性を改善するはたらきがあります。風邪の予防効果もあるので、寒い季節にはぴったりです。
「はちみつ紅茶」にして飲むと、抗菌効果、疲労回復効果がよりアップして美容効果も期待できますよ。
注意すること
健康効果が高い紅茶ですが、飲みすぎるとカフェインの摂りすぎとなり、眠れなくなったり胃腸の調子が悪くなったりすることがありますので注意しましょう。
また紅茶などのお茶類に含まれていることが多いタンニンは、過剰摂取になると、鉄分の吸収を低下させてしまうので、飲みすぎには注意してください。
飲む時間帯も、眠る前に飲むと目がさえてくることがあるので避けた方がいいですね。
空腹時に飲むと胃が荒れることがあるので、こちらも避けた方がいいでしょう。
ダイエット中の人は砂糖の入れすぎにも注意して飲んでくださいね。
紅茶は緑茶と同じように茶葉で淹れるお茶ですが、発酵しているかしていないかで、見た目も味わいもかなり違ったものになります。(紅茶やウーロン茶は発酵茶)
シチュエーションや一緒に食べるものに合わせて、素敵なティータイムを過ごしてくださいね。